厳しい有機農産物認定基準の導入と積極的な推進で「日本」ブランドを世界に売り込め
発言番号:1
名前:松田俊宏
2002年02月01日23時56分
厳しい有機農産物認定基準の導入と積極的な推進で「日本」ブランドを世界に売り込め
現状:
現在、有機農産物を含んだ環境・食品衛生基準は
欧米で厳しい基準が決められ、それに追随する形で
日本がそれよりも甘い基準を制定するという現状がある。
こうした基準は消費者のための定められるという側面が強く
農業生産者は、より甘い基準を求める傾向があった。
一方、グローバル化と呼ばれれている一連の流れは
従来貿易障壁によって守られてきた高コストの農産物が
国際的な競争の中で勝負しなければいけない状況を生みだしている。
すなわち、政治的な要請により
関税等による貿易障壁がよりいっそう低くなっているだけでなく、
情報化の進展による国際的な二次産品の供給によって、
農産物のみを対象にした貿易障壁の意味自体が失われようとしている。
このような中、近年の狂牛病問題や一連の不祥事は
もともと甘い農産物や食品の管理体制の問題を露呈させている。
また、安全性な品質を武器にした外国勢のPR攻勢により、
従来あった、「国産品は安全」というイメージは崩壊しつつある。
このため、構造的な問題によりもともとコストが高い日本の農業は
存立そのものがあやうくなっている。
対策:
このような状況で我が国がなすべきことは二つある。
@農産物のコストを下げること
A高い値段でも売れるようなブランド力を身につけること
である。
このうち、@についてはすでに多くの提案がなされているが、
我が国の狭い国土、高い人件費を考えるとコストの低下には限界があり、
これと平行して「いかに高い値段でも消費者に買ってもらえるか」
という努力をすることが不可欠である。
このために、国産農産物の安全性を訴えるPRなどは様々な方面から行われているが、
その根拠としての、実質的な安全性の向上を
政府の政策として行うという試みはほとんど行われていないといって良い。
このような高いブランド力を身につけるには
欧米追随型の安全性基準ではなく、「世界でもっとも安全」な農産物を作り出すこと。
そして、統一ロゴの制定などを含めて積極的な政府の関与による
PRを行っていくことが重要な意味を持つであろう。
「日本=安全、外国=???」というイメージを作っていくことで
日本の消費者は自然に国産品を購入するようになるに違いない。
私はこの具体的な方法として、厳しい有機農産物認定基準の導入を提案したい。
それもただ単に数値基準を設けるだけでなく、
生産過程や最終製品を含めた厳しい検査態勢を確立し
国際的競争力のある消費者からの確固とした信頼を築くことが必要である。
これにより、従来の市場との整合性を保ちながらスムースに
新しい戦略にしたがった農産物を推進していけると同時に、
「日本統一ブランド」としての有機農産物を海外に向けても売り込んでいくことが
可能になると思われる。
|
|